終日企画

“自称物書き”のブログ

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見せてやる! 英雄の力を!


PSPのD2やってます。レディアントの2ではなくデスティニーな2です。
PS2から数えて七週目ですが、一向に操作はうまくなりません。
ひさしぶりだけどそれなりに慣れてるのでMANIAでヒャハーしてますが、
「クズがっ!」
「微塵に砕けろっ!」
「縮こまってるんじゃねぇ!」
「後退などするんじゃねぇ!」
「灼熱のバーンストライク!」
どないせいっちゅーんじゃorz
経験値半分でやってて、ダンジョンは知り尽くしてるのでまっすぐ進む、あまりにも無謀なこのプレイ。
レベルの上がらない塾生たち。装備も初期装備のまま。
特技術技などは全部引き継いでますが、それにしたって駄目すぐる。
能力低いからTPSPすぐになくなるしどうしようもない。
そして、予想だにしないできごとがっ!


諦めるprz

なぜか知りませんがショタ崎の短編書いてます。
ノリノリです。ラスボスは風子ですがなにか?

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予告


Fate/stay night及びhollow
MELTY BLOODシリーズ


 ―――さぁ、開幕の鐘を鳴らそう―――

 そうして二人は走り出した。
 ゴールは違う。在った者と在る者。
 結果は満足だと頷けるものでこそないが、互いの顔には笑みがあった。
 二度と会うことのない相棒<とも>を互いに思い、砕け散る杯から飛び出した。
 

 そして四日の夢想は幕を下ろす―――筈だった。

 とある残滓がある。
 願望の成就を目前にして叶わなかったもの。
 瓶底にこびりついた程度のそれは、いまにも消え去ろうとしていた。
 願いがある。
 強い願い。
 それはあろうことか、崩れゆく杯へと触れた。

 ―――さぁ、開幕の鐘を鳴らそう

       狂言で彩られた台本を用意し―――
 
 ―――真偽を審議もせずして嘘偽り不安願望恐怖歓喜怒り

       あらゆる全てを残らず偽って役者を揃え―――
 
 ―――過去現在未来を連結して捻じれて閉じた環を循環させる

       最高にして最悪の舞台を演出しよう―――


 ―――――さぁ、狂騒の宴の幕を開けよう―――――



 全六章構成(予定

登場人物

 遠野志貴 
 アルクェイド・ブリュンスタッド
 シエル
 シオン・エルトナム・アトラシア

 七夜志貴
 ネロ・カオス
 タタリ/ワラキアの夜
 

 衛宮士郎
 遠坂凛
 間桐桜
 イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
 バゼット・フラガ・マクレミッツ
 カレン・オルテンシア
 八騎のサーヴァント





書いてもいいかと思ってますが、以前一章を書きあげてお蔵入りしたんですよね、これ。
思ったとおりのものが書けなかったことと、他に心移りしてしまったことが原因なんですが、
やっぱりクロスオーバー物が嫌いではなく、士郎対志貴という創造する者と殺す者という、対極の戦いを書きたいという思いがあります。
お蔵入りした方なんですが、前半の展開として士郎と志貴が仲良くなってしまったので、
ここはもう“お前とは分かり合えない!”な感じで、士郎君には志貴に挑んでもらう話を書きたいと思います。
いえまぁ、書くかもしれませんが、書きあげられるかは微妙ですよ?
もし、予定通りに全六章とかで書き上げられそうだったら、なにか形にしてもいいかもしれません。
その為にも、ちょっと忘れている設定や、登場人物の戦闘技術の確認。
宝具や魔術効果。特殊技能等の確認。
または地形の把握。キャラクターの個性。etc……で確認しなければいけないですね。
自分の書きたいものが戦闘方面に特化したものなんで、なんとか賑やかでゆったりとした日常を描きつつ、
戦いにおいては各キャラクターたちの持ち味を強く活かしたものにしたいと思ってます。
が、今の自分では高望みなどするべくもなく、なんとかがんばりたいと思います

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擬人化?



 少年は急いでいた。
 現在中学二年生の彼は、一見少女ともとれるほど華奢だった。
 手入れをめったにしない髪の毛は長く、クラスの友達にも女の子なんてからかわれる。
 顔立ちは細い。瞼は二重で細面ながらも瞳は大きく、鼻筋は控えめだ。
 鎖骨が強調される白いシャツに黒いジャンパー。
 青色のジーンズは姉のお古で色あせていて、財布と繋がっている銀色の短いチェーンが走るたびに小さくゆれる。
 時刻は二時。
 待ち合わせの時間は一時半で、三十分の遅刻だ。
 どうやって謝ろうと考えて、根が真面目な少年は正直に理由を話して、その上でちゃんと謝ろうと考えた。
 路地をいくつも曲がり大通りに出た。
 待ち合わせ場所である駅前の時計台が見えた。
 その下に待ち人の姿も見える。
 相手は気づいていない。
 待ちくたびれたのか、待ち合わせの相手は片手で文庫を持って、およそ読んでいるとは思えない速度でページをめくる。
 器用に片手でページをめくるその相手を、これ以上待たせてはいけないと、少年はラストスパートをかけた。
 それはまるで運命のように。
 いつも、一度変わったらなかなか変わらない信号がちょうど青になった。
「おーい」
 声を出す。
 その声が届いたのだろう。ページをめくっていた少年の手が止まり、辺りをきょろきょろと見た。
 視線が、重なる。
「―――」
 相手がなにかを呟いたが、まだ聞こえる距離ではない。
 信号を渡り、時計台まであと少し。
 少年は息を切らしながらも、相手の名前を呼んだ。
「いとー。伊藤ーっ!」
 伊藤と呼ばれた相手が本をポケットにしまい、歩き出す。
「よお、加藤」
 相手の声が聞こえた。
 少年、伊藤は待ち合わせ相手である加藤の前に止まると、膝に手をついて呼吸を繰り返す。
「はぁ、はぁ、はぁ。ご、ごめん……寝坊した」
「寝坊、寝坊か―――ていっ」
 ごん! と、周囲の人が思わず目を向けてしまうような音が、伊藤の頭から鳴った。
「がへふっ」
「てめぇ、自分でいった待ち合わせ時間も守れずに、その理由が寝坊だと?
 寝すぎかこら。死ね、死んでわびろ」
 ごんごん! と連続で鳴る。
「や、ふぇ、ふぇ」
 振動のせいでやめてとちゃんと発音できない伊藤。
「まぁいい。昼飯奢りでチャラにしてやる。ほら、行こうぜ」
 加藤が手を伸ばし、頭をさすっていた伊藤がうんと頷いて手をとった。
 伊藤と加藤。二人は同じ中学のクラスメイトで、友人で、恋人。



短すぎますが、まぁ「こんなの書きたい」っていう感じで書いてみただけなのでこんなものかと……。
えぇっと、ショタ物? 伊藤と加藤っていうか、伊藤×加藤。いや、性格には加藤×伊藤ですね。
弱気だけど主人公な伊藤君と、いつも強気な加藤君。
中身で加藤君のことをずっと相手などと書いていたのは、まぁ彼女との待ち合わせとか思わせるための伏線とでもいいましょうか。

加藤 加藤彰浩
あきとか、ひろとかあだ名で呼ばれます。
健康的な肌の白い少年で、身長は百五十センチぐらい。
顔立ちや見た目は一見少女にしか見えないが、遊びまわる姿はやんちゃな少年そのもの。
四つ歳の離れた姉がいて、彼の衣服は基本お下がり。
作中で描写してませんが、ジーンズの丈をあわせてないので大きくめくってます。


伊藤 伊藤忠道
こちらもただとか、みちとか、名前をわけたあだ名で呼ばれます。
二人は人前だと苗字で、二人きりになるとあだ名で呼び合います。
あきとは対照的な健康的な日焼け肌で、瞼は一重で瞳は鋭く。伸ばした髪はポニーテールにしてます。
運動部に所属しているため程よく筋肉の付いた体。
ぶかぶかの衣服を好んで着て、上着は文庫本が入るぐらいゆったりとしたポケットのものを着用している。
右利きで、片手で器用に文庫本をめくれる。速読の使い手で、三百ページの文庫本なら二十分ぐらいで読み終える。

まぁ、なんとなくここまで書いてますが、あれです。イトーヨーカドーの擬人化ですはい。
―――失礼しました。もっとギャグを勉強します。orz

いちおう、軽く設定考えたし、もう少しキャラを作ったらちゃんとした短編を書いてもいいかもしれません。
そっち系描写はなし。二人の少年の、ひと夏の淡い思い出……的なものを。

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末路。それは新たなる力の具現。


なにかと言うと携帯の画面が壊れました。
家に帰ってきて部屋に入ると、みたこともない奇麗な画面の携帯が。
縦に七色の線が入り、それはもう幻想的(?)な光景で、
今度修理に出してきます。来月は出費が嵩むのに、さらに嵩みますが毎月こんなもんなんで大丈夫です。

友人に進められて始めたドラムマニアというゲームがあります。
ただ、友人のほうが早く熱が覚めてしまい、なんとなく惰性でやってきました。
スキルは現在974。上手くもなければ下手でもない。まぁ普通というところです。
一応、前作のスキルは980台で、スキル対象曲をやりこめば越えられそうなんですが微妙です。
クリアの安定性はあるんですが、パフェがとれない状況です。
コンボは繋がるのにグッドが多くてS安定曲でAをとり、68%でBをとったりします。アウチっ。
友人は自分が始めたときに800台だったんですが、最近熱を取り戻してあっさり1000越えてます。
緑ネームは夢ですが、手が届きそうですが、数年のブランクあるのにあっさり抜かないでもらいたいです。
yuujin.sine@kill.co.jpです。すいません愚痴です。

それにしても携帯の画面って、修理にいくらぐらいかかるものなのでしょうか?
PCはそれなりに長い間触っているので、各パーツの値段ぐらいは想像つきますが、
携帯となると持ち始めてからそんなに時間が経ってませんから、あまり想像できません。

話は変わります。
先日TYPE-MOONエースのVor2を購入しました。
確かポイントがあっただろうとヨドバシカメラまで行って購入。
内容は別段真新しい情報という点では一割というところ。
現存商品の紹介やロングインタビュー。
新作アニメーションやモバイルコンテンツの紹介、
電撃文庫で「バッカーノ」シリーズを手掛ける成田氏のエイプリルフールFate小説が別冊付録でついてました。
あとは公式監修(?)の入った漫画が多数。
あっ、漫画に関しては面白かったのは雌鳥さんのアンリミテッドコードの漫画が最強でした。
違う漫画ですがジョージ店長のスタンドがすごいえげつないです。
自分のまわりに結界を敷き、その身は創世の土で666でこの世全ての悪です。察してください。
そういえばFateの漫画を描いている方のバレンタイン漫画もありました。
内容は面白かったんですが、なんていうかバランス悪いっていうか……普通でした。
一成×士郎はいいんですが、リズの性格が歪んでました。
見た目はリズなのにやっていることはセラで、そういうところがなんていうか微妙でした。
あと「まほよ」なんですが、自分は運がよくて竹箒に乗っていた過去のイラストを数点持っていまして、
武内氏が描かれた登場人物象で固まってしまっているため、こやま市の静希草十郎のイラストに違和感があります。
あと訃報的な情報がありまして。
来年以降までDDDの新刊は出ないそうです。
「石杖火鉈が出てくるぞ」なんていうマトさんのセリフからずっとまっていたのに、
続刊が半年たったすえの一年後宣言。
助けてくださいシャー少佐ー。量産型には角がないから助からないのだー。
失礼しました。

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ありがとさよなら、ピーコ

ありがとうピーコ

昨日、入院していた愛犬のピーコを母親が迎えにいったんですが、その途中で死んでしまいました。
腎臓が悪かったという話で、春までもたないと医者は言ってたそうですが、入院した一週間後で亡くなってしまいました。
父方の祖父が死んで、引っ越してきてからの付き合いで、小学校三年から昨日までずっと一緒。
ヨークシャテリア。メス。十五歳。
この二年間はおとなしく、寝ている時以外はご飯を食べているという感じでした。
よく生きてくれたと思います。がんばって生きてくれたと思います。
大好きな祖父と久しぶりに会って遊んでもらってるかもしれないですね。

今日火葬してもらい、遺骨は家に帰ってきたけど、やっぱり寂しいです。
だからって、いつまでも悲しんでいてもピーコは喜ばないと思います。
ありがとうピーちゃん。じいちゃんと仲良く遊んでください。

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「まっ、戯言だけどね」


SSを書けるほどの時間の余裕はなく、ただの戯言でお目汚しです。
ただ家にいると日々を無為に過ごしがちですが、少しだけ体を鍛えることに燃えています。
別に誰かに筋肉で遊んでほしいわけではないんですが、テレビを見ながら鉄アレイなど持ち上げてますといい感じです。
二の腕周りの脂肪を燃焼させたく、がんばっているのですが筋肉痛が痛いです。
まぁつまりはダイエット。
鉄アレイをもって肘を横に出し、体を捩ることでお腹全体をシェイプシェイプ―――腹筋やった方が効果的です。
まだ二日目なんで効果のほどはあらわれませんが、筋肉痛が起きているということは着実に一月後の自分は…………
「んっんー! マッスルマッスルー。キミィ、いい体してるねぃー」
なことになってるかもしれません。
そうなったら一大事です。
脂肪よりも筋肉のほうが重いので、ダイエットという目的なら「勝負に勝って試合に負けた」という有様です。
今脳裏に浮かんだのは「計画通り!」とほくそ笑んでいる月の顔です。
まさしく「人間っておもしろ!」って感じですが、当の本人からすれば面白くも何ともないです。
とりあえず暇がありません。
仕方がないので歌月十夜をノートにインストールして再プレイ中です。
最初から数えると三回目のプレイなのでこなれたものです。
ところどころレンと遊んで高感度をあげてます。
そのためにあしらわれる秋葉―――あぁ、今夜はこんなにも月が奇麗だ。
意味はありません。月姫で好きな言葉を持ち出しただけです。
とりあえず、暇がないといいつつゲームをしたりするぐらいなら、
読みかけのままで放置している「人類は衰退しました」著:田中ロミオ。を読み進めたほうがいいかもしれません。
慣れたブロガーならリンクでも張るのでしょうが、あまりブログの更新をしない自分にそんな甲斐性はないみたいです。
田中ロミオ氏がシナリオを手掛けている作品はクロスチャンネルしかプレイできてませんが、
keyの次回作で起用されるので、次回作を待とうと考えています。
ただ、氏の物語はageほどでないにしろ心にぐさっときます。
いっそのこと、殺すなら殺せって感じですが、ギャグのやりとりが秀逸でどんどん読み進めてしまいます。
そして   まっている   じごく
読み手を奈落に突き落とす罠罠罠。
やめろージョッカー、ぶっとばすぞぉ!
そういえば竜騎士さんも参加されるみたいですね。
同人時代のひぐらしはプレイしましたが、あの作品は謎が謎を呼んでいたころが一番楽しかったと思います。
鬼隠しを初めてプレイした時の怖さといったら、夜中パソコンの画面に集中していた自分に突然の窓の揺れる音。
圭一君でなくても「助けてください」です。
「落ち着いてください前原さん。勇気をだして、後ろを振り返ってください」
とか、クラウドおちつけ。怖いから見れないんだ、勇気なんてGGGの勇者でないかぎり持ち合わせていない特殊スキルです。
古いゲームですがスーパーロボット大戦F及びF完結編で、タカヤノリコがもっているスーパーガッツ。
これの存在意義を知っている人は割と少ないと思いますが、完結編の後半で、フォン・ブラウンを守るシナリオがあります。
確かそのステージだった記憶です。メキボスがNPCでどんどん資金と経験知を奪っていった覚えがあります。
そのステージ中、ある条件を満たすことでイベント発生。
コーチ「いいかタカヤ。お前とアマノ。一人一人では単なる火だが、二つ揃えば炎となる。炎となったガンバスターは、無敵だ!」
なんていうボイス入りイベントのあと、HPが全回復します。
それだけです。そのイベントだけです。
ちなみに隠しユニットとかそれなりにいるんですが、一番面倒な隠しユニットは多分シズラー・ブラックでしょうか?
シノラーではなくシズラーです。
本編ではガンバスターの量産型で、シズラー黒だけでなくシズラー銀とかもあります。
隠しキャラのユングとともに参戦するんですが、とあるステージでマジンガーZをとある場所に配置してイベント出させたり、
シナリオ分岐で宇宙にいかないと駄目です。
強いと言えば強いですし、ユングにはレア技能の天才があります。
レベルアップ必要経験知が50引かれるというだけのものです。
ほかにはウイングガンダムゼロカスタム。白い羽のいかしたあいつです。
Wチームを全員仲間にして、カトルがゼロカスタムで出てくるステージで条件を満たすことで手に入ります。
ちなみに、改造するのに数話かかり、その間はヒイロもゼロも使えません。
ただ、能力はトップクラスです。
面倒です。
隠しキャラで一番面倒なのはセイラさんですか? いえ、もしかしたらハマーンが面倒かもしれません。
労力に見合わないのがマスターですね。仲間にしても二話しかつかえませんが、ゼゼーナン倒すのに楽になります。
アレンビーは仲間にしたことありません。
なんだか古い話になってしまったので更新終わりです。


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井ノ原真人の憂鬱



「理樹、遊ぼうぜ!」
 授業が終わるやいなや、井ノ原真人は昔からの友人である直江理樹に話しかける。
「ごめん真人。今は、なんだかさすらいたいんだ」
 強い言葉だった。
 真剣な表情は真人をみておらず、真人は少しの寂しさと嬉しさの同居した微妙な顔になった。
「へっ。理樹っちもいい顔をするようになったもんだ。野暮なことはいわねぇ。行ってこいよ!」
 真人の言葉に理樹は頷く。
 教室から出ていく理樹を見送り、真人は自分はどうしたものかと考える。
 現在、井ノ原真人はバトルランキング暫定王者だ。
 自分から戦いを挑む相手がいない以上、いつ誰に挑まれても万全の態勢で戦えるようにしなくてはいけない。
 けれど、真人に戦いを挑む者はいなかった。
 最強と謳われた宮沢謙吾を倒して王者となった真人に、勝負方法がなににしたって挑もうと考える者は少なかったのだ。
(期待できるのは、もはや理樹っちだけかもなぁ)
 理樹の机の前でヒンズースクワットしながら真人は考える。
 理樹はいい。誰が何と言おうと誇れる親友だ。
 筋肉で遊んでくれるし、この前なんか、ついに理樹の筋肉でも遊んだ。
 俺ほどではないが良い筋肉だったと、真人は背筋運動に移りながら思い出す。
「きゃっ」
「おっとわりぃ」
 クラスの女子に頭が当たりそうになった。
 いけねぇいけねぇと、周りを見る。
 クラスメイトが周囲にいないことを確認して、真人は腹筋を始める。
「ふっ、ふっ。筋肉、筋肉」
 華奢に見えた理樹は着痩せするタイプだった。
 良い筋肉だった。
 僧帽筋こそまだまだだったが、三角筋から上腕二頭筋のラインは綺麗なものだった。
 大胸筋は見込もあり、腹筋はこれからに期待というところ。
「筋肉が唸る。唸りを上げる」
 理樹の筋肉を思いだしてるからか、真人の動きはヒートアップする。
 楽しかったなぁ。
 横でクド公が羨ましそうに見ていたっけ。などと、あったかどうかも定かでない記憶を辿る。
「っと、百回か」
 立ち上がり埃を振り払う。
 さて、次は背筋……いや、握力を鍛えるのもいい。
 なんのトレーニングをしようか真人は迷う。
 ブルルルル。小さく、ポケットに入っている携帯が震えた。
 真人にメールや電話をする者は少ない。
 履歴は九割理樹の名前で埋まり、一割は恭介の名前だ。
 メールを確認する。
「恭介か」
 メールを開くと、そこには理樹と謙吾の戦いの結果が載っていた。
「ひとつ前のメールは届いてないか―――へっ、やるじゃねぇか理樹」
 試合結果。勝者直江理樹。
 メールの内容は理樹が勝利し、三位になったことと、謙吾の新しい称号が書かれていた。
「モチベーションの低いカリスマ美容師か」
 夢はSASUKE制覇の方が謙吾らしいと考えたが、理樹の考えた称号にも味があると関心する。
「理樹なら。俺を負かすかもしれねぇ」
 だから、今のうちにどういうのがいいか、それとなく理樹に言っておくのもいいかもしれない、と。
 自分の机に戻り、中からハンドグリッパーを取り出す。
 その時ガララララと、教室の扉が開く音がした。
「おい馬鹿、勝負しろ!」
「なんだ真人コーポレーション女工作員A!」
「うるさい! そんな馬鹿な名前で呼ぶな!」
 突如教室に入ってきた棗鈴とにらみ合う。
「まてまて。観客はすでに集まっているから、まずは武器を投げ入れてくれ!」
 何時集まったのかもわからない観客が、何時来たのかもわからない恭介の言葉で武器が投げ入れられる。
 なんとなく手にあたったものを掴んだ。
「……ペーパークラフトの飛行機か」
 それなりに慣れ親しんだ武器だ。
 完成するまでの時間がダメージを受け続けることになるが、鈴の武器によっては心配ない。
「勝ったな」
 鈴のつぶやきが聞こえた。
 それに続くようにニャーニャーという声が聞こえた。
「げっ」
 最悪の結果だと言わざるをえなかった。
 真人の武器がペーパークラフトの飛行機に対して、鈴の武器(?)は猫十二匹!
「武器を選んだな? それじゃ、バトルスタート!」
 恭介の声が教室に響き、二人の戦いが始まった。


「うわっ! どうしたの真人!?」
 教室に戻ってきた理樹の驚きの言葉で真人は目を覚ました。
 真人は机に突っ伏し、制服は汚れ、肌の見えるところは無数の傷がついていた。
「理樹。すまねぇ。俺は、お前から称号をもらうわけにはいかなくなっちまった……」
「どういうことかわからないけど、なんとなく想像はつくよ……」
 その時理樹の携帯が震えた、メールが届いたのだ。
 理樹はメールを開く、中身は言うまでもなく真人の戦いの歴史だった。
 真人VS鈴。鈴勝利。
 真人VS来ヶ谷。来ヶ谷勝利。
 真人VS西園。西園勝利。
 真人VS小毬。小毬勝利。
 真人VS三枝。三枝勝利。
「どんだけ負けたのさ!?」
「鈴のあとに続いてずっと挑まれてな。―――今じゃビリだぜ」
 疲れたのかショックなのか、机の上に上半身を寝かせ、全身傷だらけの真人は目を瞑った。
「―――もう放課後だよ? 帰ろうまさ、いや。…………クズ筋肉」
 
 その日、真人は泣いた。泣いて泣いて、泣いた。



 なんか、書くネタが浮かんだものは大体真人ですね。筋肉いぇいいぇーい。
 それにしてもなんですが、長い文章の場合って勝手に「続きを読む」「全文を表示」とかになると思ってたんですが、
 全然そんなことはなかったです。
 話変わります。
 イラストを乗せようと思って最近いろいろ描いてたんですが、絵描き様がすごいと思いました。
 自分がもっているペンタブについていたPixiaを使用しているんですが、それで色も塗ろうと頑張ってますがうまくいかない。
 下書きもうまくいかなければなにもかもがうまくいかない。
 仕方がないので紙にシャーペンで描いてますが、駄目です挫けました。
 

リトバスSS | コメント:0 | トラックバック:0 |

バトルランキング


 バトルランキング―――僕たちリトルバスターズのリーダーである恭介が発案したゲームだ。
 ルールは単純、戦いは常に一対一。参加者でありゲームメイカーである恭介の合図で、観客が投げ入れたあらゆる物を武器に戦う。
 勝者は敗者に称号を与え、暫定王者を目指して戦いを繰り広げる。
 自分よりもランクが下位の者からのバトルは断ることができず、また、対戦を挑めるのは自分よりも2ランク上の者まで、連続での対戦は無し。
 そう、このゲームが僕たちの運命を変えた。


 僕は一人での朝食を終えて学食を出た。
 いつもとちがう静かな朝食はなんだか味気なかった。
 けど、それは仕方のないことだった。
 最初、なにかがおかしくなったと感じたのは真人だった。
 連戦連敗。
 来ヶ谷さんや謙吾だけでなく、真人は小毬さんやクド、ついにはNYPを使ってない西園さんにまで真人は負けた。
 なにが悪かったと言えば、全てが真人にとっては悪すぎた。
 観客は筋金入りだ。それなりに武器としたものでのバトルではなく、「まさかそんなもので!」という面白武器での戦いを求めた。
 それだけじゃない。観客は武器だけでなく、戦う人間にも笑いを求めた。
 ―――僕は真人以外に、こんなに面白い人間を知らない。
 真人からすればこの言葉を黙って聞くことはできないだろう。
 強さを求め、肉体を鍛え続けた真人。
 けど、そのせいで真人は世間一般に馬鹿というイメージを定着させてしまい、それに応えるように馬鹿をやってきた。
 それは幾つもの伝説を生み、生きた伝説として真人をさらに馬鹿にした。
 そうして、真人は、壊れた。
 

 教室が活気づいている。
 最近じゃ珍しいことではない。
 ちょっとした時間と場所があれば、それはあらゆるところで行われている。
 扉を開ける。ガラガラという音に続くのは、まさに戦場となった教室内に響く観客であるクラスメイトの声だった。
「いけぇぇぇぇ!」
「負けるなー!」
「きゃぁ、あぶなーい!」
 戦いはいつもに増して白熱している。
 良いカードなのだろう。
 机がどかされて中心が広場となっている。
 熱中するクラスメイトから隠れるように、僕は自分の席に荷物を置いた。
 そこで一際大きな歓声が上がった。
 決着がついたのだ。そしてそれは、戦いに勝った者と負けた者ができたことを告げた。

 マナーにしていた携帯が小さく震えた。
 開いて確認するとメールが一件。それを開いて中身を確認するとなにも書かれていなかった。
「―――勝者は井ノ原真人。現在二位であった宮沢謙吾を破って二位に上がった」
 目の前に恭介がいた。
 その瞳は薄く開き、一見すると悲しい面持ちをしている。
「そう、ついに来ちゃったんだね」
 恭介が頷く。そして、僕も決意を固めた。
 僕は視線を人垣の中に向けた。
 クラスの中でも大きい、見知った背中がそこにあった。
 人がちりじりになり、真人の全身が見えた。その前に、今戦いで負けたばかりの謙吾の姿があった。
「謙吾……」
「理樹。お前は話しかけては駄目だ。あいつはいま敗者であり『真人の強さに憧れる少年の友達の兄』なんだ。
 暫定王者であるお前に話しかけてもらいたくはないはずだ」
 そうだ。僕にだって覚えがある。
 戦いに負けたときの悔しさ。
 恥ずかしい称号をつけられたときの切なさ。
 慣れてきた武器を手に取れなかったやるせなさ。
 謙吾もいまそんな気持ちなのだろう。
 そして、真人はずっとそんな気持ちだったのだ。
 だから僕はやる。
 同情はする。けれど、それで手加減したら真人をもっと苦しめる。
 僕は王者なんだ。
 最初の戦い、僕は幾度となく負け、勝ち。結局、四位という中途半端な結果で終わった。
 それから鍛えた。肉体だけでなく、あらゆる武器を手にとっても戦えるようように練習した。
 そして今の僕がいる。
 一度の防衛を果たし、この戦いが終わったころには二度の防衛を果たす。つまり、
「―――」
「―――」
 真人がこちらを見ていた。
 見慣れた顔じゃない。勝者であり挑戦者であり、いまは敵である僕を睨みつけるように見ている。
 真人の決意が伺えた。けど、そんなものじゃ倒れてはやれない。いや、今度も勝つのは僕なんだ!
 
 その日の放課後、現在第二位『屑な筋肉の私』井ノ原真人からの戦いの申し出を受けた。


 部屋で課題をやっていると扉がノックされた。
「はーいどうぞー」
 扉が開き、入ってきたのは謙吾だった。
「理樹、今いいか?」
 神妙な面持ちで部屋に入ってきた謙吾は、僕の返事もきかずに床に座る。
「どうしたの?」
「真人のことだ」
 なんとなく、謙吾の話そうとしていることがわかった。
「理樹。手加減しろとは言わない。必ず勝て。―――俺では、いまのあいつを救うことはできなかった」
 救う―――そう、真人は救ってやらなければならない。この戦いという舞台から。
「あいつは、あいつは今までだって強さを求め続けていた。
 それは男なら誰にだってある一番を目指す強い心だ。
 あいつには自信があった。確かに、竹刀を持った俺に勝ったことはないが、それでも武器をもたないあいつに俺では勝てない。
 言うなれば互角だった。
 ……恭介はやっかいな遊びを思い付いたもんだ。
 何が投げ込まれるかわからない緊張感と、どうしようもない武器をとったときの絶望。
 だがな、それは相手も同じこと。手にした武器が互いにどうしようもないものであれば、そこに手加減という言葉はいらなかった。
 だからこそあいつも俺も、バトルランキングという、気兼ねなく戦えるこの遊びは楽しかった。
 しかし、あいつは負け続けてしまった。何が悪かったといえば全てが悪かった。
 あいつは、体を鍛えることだけに躍起になった、だから誰もができることが多少苦手なんだ。
 他のものがすぐに慣れる武器でも、あいつはそれに慣れるのに時間がかかり、だから負け続けた。
 いいか理樹。お前はずっと底辺にいたものの底力をしらない。あいつは、お前が簡単に勝てた井ノ原真人ではない。
 あいつはすべてを失ってから這い上がった生粋のチャレンジャーだ。油断をするな」
 それだけを告げて謙吾は部屋から出て行った。
 結局、謙吾が言いたかったことは油断せず全力で戦って叩きのめせに要約された。
 わかったよ謙吾。
 僕は負けないよ。戦いというものに飲み込まれた真人は、僕が救う!


 放課後になって恭介からメールが届いた。
 挑戦者である真人とともに体育館で待つ、と。
 ついにきたこの時が。
 というか、今まさにHRが終わったばかりなのに真人も恭介ももう体育館にいるのか。
「理樹」
 謙吾に頷いて立ち上がる。
 さぁ、戦いが始まる。


 体育館は酷く賑わっていた。
 同学年の生徒だけでなく、先輩後輩を含め、体育館からあふれんばかりの生徒数だった。
 僕が現れて体育館に入る道ができあがる。
 セコンドのように僕の後ろに謙吾がついてくる。
 道のなかに見知った顔があった。ここ最近、破竹の勢いで勝利を重ねた真人に負けた来ヶ谷さんたち。
 『真人コーポレーション女性工作員A(アダルト担当)』来ヶ谷唯湖。
 『真人コーポレーション女性工作員B(本来は事務官)』西園美魚。
 『真人コーポレーション外交官(でも英語だめ)』能美クドリャフカ。
 皆の心配そうな瞳が僕を見ている。それに強気な瞳で見返す。
 安堵したような表情になる三人。けど、来ヶ谷さんだけはすぐに心配そうな表情をした。
 口が動く。この喧噪のなか聞き取ることはできないけど、なんとなく『気をつけろ』と読めた。
 体育館の中心にたどりつく。
 そこは一番の賑わいを見せる。
 その中心には審判である恭介と、挑戦者である真人の姿があった。
「来たか理樹。だが、少し遅かったようだ」
「えっ」
 恭介の言っていることがわからない。
 遅かったって、それはどういう―――
「み、見ろ理樹!」
 謙吾が声をあげて指をさす。その先に、倒れた鈴の姿があった。
「り、鈴!?」
 僕は駆け寄って鈴を抱き起こす。
 鈴は目を開けた。まぁ、なににしたって気絶してたら恭介が冷静にしているはずはない。
「理樹、きをつけ、ろ……いまのあいつは、ばか、じゃなくて。きんにく、だっ」
 ガクッと項垂れる鈴。
「鈴!? りぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃん!」
 名前を呼んでゆすっても反応がない。まさか―――
「鈴、さがれ」
 恭介の言葉に鈴はすぐに立ち上がると、軽快な足取りで一番前で見ていた『真人の強さにほれ込んだ敏腕スカウト(牛殺し)』小毬さんのところに向かった。
「……」
 恭介が咳を一つする。
「コホン。鈴は、お前と真人の戦いをとめるために戦いを挑み。そして負けた。
 今のあいつは棗鈴であり『真人の強さに憧れて今猫使い(自分も猫)』なんだ」
 なんだ、って。なんだって言われても……。
「くっ、あいつめ。少しずつだが相手の核心を突く称号をつけれるようになっている!」
「……そうなんだ」
「あぁ! 『真人の強さに憧れている少年』ならまだしも『真人の強さに憧れている少年の友達のお兄さん』って、誰なんだ!」
 そう言えば現在の謙吾の称号はそれだっけ―――確かに、それ誰だよ! って感じで嫌ではある。
「理樹、時間だ」
 誰なんだ、とつぶやき続ける謙吾を置いて中心に向かう。
 そこで真人の正面に立った。
「真人」
「―――これで、これで認めさせることができる。
 お前らを、ここに集まったやつを、他の誰をも! 俺は強いと! 俺は最強だと! 無敵だと! 俺は強いと!
 理樹。手加減はしねぇぜ!」
 真人は真剣な顔をしている。
 ―――突っ込みはなしにしておこう。
「あいつ馬鹿だ!」
 外野から突っ込みが入る。とりあえず聞こえなかったことにしよう。
「コホン―――。真人。それは僕のセリフだよ。僕は王者なんだ。一度防衛もして。今回に限っていえば一度だって負けてない。
 謙吾にも来ヶ谷さんにも、恭介にだって勝った! 多くの屍を越えて、僕は王者になった!
 手加減なんてしないよ真人。さぁ、恭介!」
「あぁ! さぁ皆、武器を投げ入れてくれ!」
 歓声が上がる。
 そして場に次々と武器が投げ込まれる。
 僕としてはなんでもいい。なにを手にとっても誰にも負ける気はしない。
 ふと、目前に迫っていたなにかを手につかんだ。
 ビニールの感触。それは堅い何かを包んでいる。
 これは、あれだ。
 真人の手にも武器が握られていた。そしてそれは、
「へっ、こいつは運命を感じるな、理樹さんよぉ!」
 どんな偶然か、どんな運命が導いたのか。
 互いに手にした武器は―――うなぎパイ!

「茶番だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
 真人ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

 どこかで聞いたフレーズが体育館内に響き渡る。
 声の主は謙吾。
 目をはちきれんばかりに開き走り出そうとする謙吾を、何人かの生徒が強引に止めている。
「理樹気をつけろっ! そいつは、そいつはうなぎパイというものを完全に理解し、使いこなしている!
 俺も、俺もうなぎパイに見事にいっぱい喰わされたんだ!」
「おっ、それ戴き。今ここに、新たな名言が生まれた!」

 『俺も、俺もうなぎパイに見事にいっぱい喰わされたんだ!』
 何人もの生徒に羽交い絞めにされて―――宮沢謙吾

「茶番だぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、きょぉぉすけぇぇぇえええぇぇっ!!!」
 謙吾は泣いていた。
 悔しそうに泣いていた。

「コホン。続けるぞ。それじゃ各人武器も手に取ったところで―――バトルスタート!」
 泣きわめく謙吾。
 ヒートアップする観客。
 ざわめく体育館内で戦いが始まった。

 真人が踏み込む。
 その巨体は沈み、理樹との身長差があまり感じられない。
 前傾姿勢での突進はクマを想像させる。
 右腕を繰り出す真人。そして、しっかりと握られたうなぎパイが理樹の頬に当たる瞬間。
 シュッ、と。体育館内に風切り音が響く。
「馬鹿な。あの速度での一撃だぞ。恭介ぐらいならともかく理樹がよけれるのか!」
 落ち着いた謙吾が解説する。
「謙吾氏は理樹君を侮っているようだな―――少し前の話だが、真人君は理樹君の筋肉で遊んだのだぞ」
 
 来ヶ谷の言葉に、謙吾の背中に電流走る。
 勝負は一瞬だと考えていた謙吾の目論見は外れ、戦いはどちらが中てることができるかという段階に移行。
 両者、地獄の当たり待ち。
 
 十二ターンが過ぎた。
 理樹の攻撃。
 ミス、真人はダメージを受けない。
 真人はその隙をついての反撃。
 ミス、理樹は真人の攻撃を避けた。

 試合は動かない。
 互いのミスを誘うようなフェイントの連続。
 緊張の瞬間は一瞬で、そこ以外はなんでもない日常。
「筋肉、筋肉~!」
「筋肉、筋肉~! おりゃっ!」
 ミス、真人は攻撃を空振り、理樹にダメージはない。
「真人! 今日は筋肉運動会だよ!」
「なにぃ! 言葉通りの意味なら、俺の筋肉がはじけまくるぜぇぇぇぇぇ!」
 理樹の攻撃!
 ミス、真人はボディビルのポーズをして攻撃が当たらない。
「あれはサイドトライセップス! トライセップスこと上腕三頭筋を強調するポーズだ!
 みろ、あの逞しくも美しい上腕三頭筋のラインを!」
 どうでもいい謙吾の解説が響きわたる。
 
 そして二十ターン。
 場内は静まり返っていた。
 解説をしていた謙吾もだまり、審判である恭介もだまり、なにより当の理樹と真人もだまっている。
 だが、体育館内の誰もが、ただその一点だけを見つめていた。
「クリティカル。及び急所、こめかみへの一撃か―――誰か、担架を!」
 審判である恭介の言葉に体育館内が慌ただしくなり、倒れた生徒、直江理樹を担架にのせて運び出していった。
「恭介。判定はどうだ」
 真人の言葉に場内が静かになった。
 急所への攻撃は反則だ。だが、戦いを見守っていた誰もが、真人が故意に急所を打ったのでないことを知っている。
 結果を見れば反則負け。けれども、あれだけの戦いを繰り広げた真人に、それを言うことは恭介でさえできなかった。
「勝者は―――井ノ原真人! バトルランキング暫定王者の栄光は、お前のものだ!」
 恭介の勝ち名乗り。
 静まり返っていた場内が、一瞬で歓声に包まれた。
「井ノ原だ! 井ノ原が直江を破ったぞ!」
「うぉぉぉぉ、やりやがったぜ井ノ原!」
「井ノ原君かっこいい! でも付き合えないけどー!」
 場内に様々な言葉が響き渡り、その歓声が真人に本当に勝利したのだと確信させた。
「やった。やったぜ! 俺は勝った! 俺はつえぇ! 俺は最強! 俺は無敵!」
 場内に響き渡る井ノ原コール。
 生徒の誰もが井ノ原と叫び、リトルバスターズの面々も井ノ原と叫ぶ!
「真人。真人の強さは本物だったんだよ! 真人は強いんだ! 最高最強の筋肉の持ち主だよ!」
 保健室に連れて行かれたはずの理樹も叫んだ。
「ありがとう、ありがとうよ理樹! そうだ、おれは強い。でも、俺が強いのは筋肉のおかげだ!
 皆! 俺の名前はいい! 一緒に筋肉と叫ぼうぜ!」
 真人のマイクパフォーマンスに場内はさらにヒートアップする!
 筋肉筋肉!
 筋肉筋肉!
 筋肉筋肉!
「筋肉いぇいいぇーい!」
 筋肉いぇいいぇーい!
「筋肉最高っ!」
 筋肉最高っ!
 生徒たちによる胴上げが始まる。
 わっしょいわっしょい!
 わっしょいわっしょい!
 筋肉いぇいいぇーい!
 筋肉いぇいいぇーい! なのですぅ!
 筋肉いぇいいぇーい!
 筋肉いぇいいぇーい! げげごぼうおぇっ……。
 筋肉いぇいいぇーい!
 筋肉いぇいいぇーい! です。
 筋肉いぇいいぇーい!
 筋肉いぇいいぇーい!
「俺は、この最良の日を、筋肉記念祭として後世に伝えていくぜ!」
 うぉぉーーーーっ!

 そうして、世界は筋肉に包まれた。

 HAPPY END―――――――?








「はっ」
 気がつけばそこは教室だった。どうやら眠ってしまったらしい。
「おっ理樹。起きたのか」
 僕の目の前には真人がいた。
「ごめん。まっててくれたんだ」
「気にするなよ。俺達友達だろ? いや、まぶだちだろ?」
 真人の言葉に僕は笑ってしまう。
「なんだよ、笑うことねぇだろ」
「ごめんごめん。―――それよりさ、僕おもしろい夢を見てたんだ」
「へぇ、どんなだよ」
「それがね。えっと……ごめん、忘れちゃった」
「がくっ。まったく、理樹っちはへんなところで抜けてるな」
 真人が笑って、僕も笑う。
「それじゃ行くか、みんなもまってることだしな」
「うん。だけど、今日は二人だけで遊ぼう。僕と真人の筋肉を使ってさ!」
 真人はへっと笑う。
「そうだな。たまには、二人でずっと遊ぶのもいいかもしれねぇな!」
「そうだよ! 一人の筋肉じゃ辛いから、二つの筋肉をつなごう!」
「二人で寂しかったら、輪になって筋肉をつなげばいいぜ!」
 立ち上がる。真人と向かい合わせに立って構える。
「筋肉、筋肉ぅ~!」
「筋肉いぇいいぇーい!」
「筋肉わっしょい筋肉わっしょい!」
「筋肉様よ、鎮まりなされー!」
「うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 その日、西空に夕日が沈むまで、教室から筋肉という言葉が消えることはなかった。








お目汚し失礼しました。
読んでくれた方はありがとうございます。
流し読みした方もありがとうございます。
読んでいない方はありがとうさようなら。

構想十分、約四時間ほどで書き上げました。
最初と最後をなんとなくきめて、あとは気の向くままに書き上げましたがどうでしょうか。
リトバス本編をプレイすればわかるようなネタをそれなりに組み込みましたので、
もしかしたらクスリとしてくれたかたもいたかもしれません。
それにしてもノートは打ちにくい。
完成したところ14.4kbということなんですが、デスクならこの半分で済みました。時間のことですよ?
ただ、ノートだと寝転がりながら好きなときに思いついた言葉とかメモできるんで重宝してます。
あと、アニソンサマーライブとかいう番組がテレビで流れています。
アニメもアニソンも昔で止まっている身ですが、聞き覚えのあるものばかりで懐かしい気分です。
ちなみにどうでもいい裏話ですが、最初バトルランキングをバトルトーナメントって書いてました。ニアミス。
最近理恭及び恭理に凝ってるので、このカップリングでなにか書きたいですね。

「なんだよ理樹もうばてたのか? 腰にでまくってるぜ!」
「恭介―――問題を招くような発言はよしてよ。ただ荷物を運んでいるだけじゃないか。確かに疲れたけど」

とか、

「恭介。こんなに固くして、興奮したの?」
「い、いや。肩揉んでもらっているだけなんだが―――それより、どうしてメイド服なんだ?」

とかどうでしょうか。
それでは、できればちょくちょく更新したいと思います。
絵とか練習してるので、もしかしたらイラストを乗せることもあるかと思います。


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新年明けましておめでとうございます


今年もよろしくお願いします。

Vistaのノートを買いました。
性能はそれなりで、ずっと使っていたデスクトップの倍の性能はあります。
が、いかんせんVista本当にうざい。
Vistaに入っているIEは7なのですが、これでは辞書登録されている単語等の変換に問題がでます。
なんでも、辞書のプログラムが通常の下位に設定されているとかで、IE7で使おうとすると問題がでるとか。
対策方法は一応あるんですが、それをブログ等のパスワードによってログインするページに入る場合、
その対策方法を実行しているとログインができなくなってしまいます。
セキュリティの設定などいろいろと試してはみたのですが上手くいかず。
結局、いま地道にメモ帳で文字を打って貼り付ける状態です。
こうなったらIE使うのやめようかと思うのですが、デスクトップからずっとIEだったので、
もうしばらくはこのままの状態で少し憂鬱です。

『カイリの憂鬱』

宇宙人未来人超能力者に興味があります。
あとかっこいい男の子、男性。可愛い女の子、女性にも興味があります。
犬や猫やペンギンなど、可愛い動物にも興味があります。
正直なんでもござれです。

あっ、友達の家にACアダプタ忘れてきて充電できてないので電池が切れます。
さよーならー らー らー らー 

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